ギャンブル借金体験記

ギャンブル借金体験記_本編

第16話 「少しだけなら戻せる」と、学費に手をつけた

大学4年生のころ。借りられる金は、もうかなり増えていた。それでも、金は足りなくなった。そして私は、それまで絶対に手をつけていなかった金に手を出した。大学の学費だった。正確には、学費80万円が現金で置いてあったわけではない。私が借りていた奨学...
ギャンブル借金体験記_本編

第15話 80万円借りられても、まだ金が足りなかった

そんなわけがなかった。金に余裕があれば、レートを守って冷静に勝負できる。負けても追いかけず、コツコツやればいい。頭ではそう考えていた。でも、実際にギャンブルを始めれば別だった。負けが続く。取り返したくなる。賭ける金額が上がる。最初に決めたは...
ギャンブル借金体験記_本編

第14話 限度額が50万円になって、「これで勝てる」と思った

消費者金融から金を借りるようになってから、新しい会社と契約する以外にも、使える金が増える方法があることを知った。増枠。利用限度額そのものを上げてもらう。アコムも、最初は10万円だった。そこから少しずつ枠が増え、30万円になった。そして大学4...
ギャンブル借金体験記_本編

第13話 借金総額より、「あといくら借りられるか」を見ていた

20歳になって、大手の消費者金融からも借りられるようになった。最初に契約したのは、たしかモビットだった。そこで借りた金も、長くは持たなかった。正確にどれくらいの期間だったのかは覚えていない。数週間だったのかもしれない。もう少し持ったのかもし...
ギャンブル借金体験記_本編

第12話 借金なのに、「助かった」と思った

20歳になってしばらくして、また金に困った。何に必要だったのかは、もう覚えていない。家賃だったのかもしれないし、ほかの生活費だったのかもしれない。ただ、このころ金が足りなくなる理由はだいたい同じだった。生活費を払って、残った金でギャンブルを...
ギャンブル借金体験記_番外編

番外編1 毎日のように通っていたのに、スロットの写真はこれしか残っていなかった

昔の写真を整理していて、2013年と2014年のフォルダを久しぶりに見返した。そこには、スロットの写真もいくつか残っていた。バイオハザードで大きく出たときの画面。モンスターハンターで9999枚まで出たときの画面。ほかにも、普段ならわざわざ写...
ギャンブル借金体験記_本編

第11話 20歳になって最初の平日、一人で競馬場へ行った

20歳になって、最初の平日。私は一人で競馬場へ向かった。行き先は浦和競馬場だった。それまで競馬場に行ったことがなかったわけではない。子どものころから競馬は好きだったし、家族に連れられて中央競馬場へ行くこともあった。予想した馬券を、大人に頼ん...
ギャンブル借金体験記_本編

第10話 「金がない」と言えなかった

アルバイトには、かなりシフトを入れていた。周りから見れば、それなりに働いている人間だったと思う。だからこそ、「金がない」とは言いにくかった。バイトが終わったあと、仲のいいメンバーでそのまま遊びに行くことがあった。食事をしたり、カラオケへ行っ...
ギャンブル借金体験記_本編

第9話 閉店まで1時間でも、パチンコ屋へ走った

アルバイトが終わるのは、夜10時ごろだった。私が住んでいた地域のパチンコ店は、夜11時に閉まる。普通に考えれば、そこから行ってもほとんど打つ時間はない。それでも、金がある日は店へ向かった。バイトが終わったら急いで着替えて、パチンコ屋へ行く。...
ギャンブル借金体験記_本編

第8話 5000円返して、3000円借りる

19歳になるころには、最初に借りた学生向けローンの限度額10万円は、ほとんど使い切っていた。毎月、返済はしていた。たしか5000円くらいだったと思う。5000円返す。普通なら、それで終わりだ。借金が少し減った。来月また返そう。そう考えるもの...