後払いを使えば、
金がなくても商品を買える。
そして、
その商品を売れば、
現金が手に入る。
一度その方法を知ると、
私は後払いできる場所を探すようになった。
今でも自社後払いのサイトは残っていると思う。
有名なところではNP後払い。
当時の私は、
確認できるだけでも、
16社。
今見返しても、
かなりの数だと思う。
多くは、
1万5,000円ほどまで。
中には、
5万円ほど使えたところもあった。
一つ一つの金額だけ見れば、
それほど大きくない。
でも、
それが16社になる。
何を買うかも、
自分で使いたい物を選ぶわけではなかった。
後払いができる。
そして、
フリマアプリで売れた実績がある。
その条件で探した。
よく使ったのは、
サプリのような商品だった。
すでに売れた実績がある。
それは、
私にとってかなり大きかった。
売れるかどうか分からない物より、
現金になる可能性が高い。
そこしか見ていなかった。
本来なら、
後払いは、
あとで払う前提の仕組みだ。
でも、
私はほとんど払っていなかった。
そこが、
今振り返ると自分でも不思議なくらいだった。
支払期限が来る。
請求が届く。
それでも、
ほとんど手をつけない。
給料が入ったら払おう。
ボーナスが入ったら払おう。
そういう計画すら、
このころにはかなり薄くなっていた。
目の前で必要なのは、
今日使える現金だった。
未来の支払いは、
未来の自分に任せる。
そんな状態になっていた。
そして、
当然、
請求は消えない。
しばらくすると、
家に封筒が届くようになった。
また一通。
また一通。
違う会社から、
次々と届く。
消費者金融なら、
借金残高として数字が見える。
クレジットカードなら、
利用明細がある。
でも後払いは、
私の中では少し感覚が違っていた。
一つ一つの商品を、
あとで払うだけ。
そんなふうに見えていた。
だから、
全部をまとめて、
どれだけ未払いがあるのか。
その感覚が、
かなり薄くなっていた。
気づけば、
後払いの会社は16社。
そして、
家には請求の手紙が増えていった。
それでも私は、
支払いを整理するより、
次にどうやって現金を作るか
を考えていた。
